音に鈍感にならねば

外の音がひどく、神経質になる。
赤ちゃんの泣き声、野良猫の鳴き声は仕方ない。何をそんなに激しく、訴えたいのだろうか。満たされないのだろうか。
若い女性の短い悲鳴が聞こえた時は、思わず窓から顔を出そうとして、怖くて止めた。ふざけあっていたのか、なにかがあったのか、ぞっとする。自分の身の安全第一で、そういう気持ちに気づいてぞっとした。 
食べ過ぎたのか男性がげっぷをする音は、聞いてて気持ちがよくなかった。あの吐きそうに辛い、止まらないゲップの苦々しいのを思い出した。

男性がしきりとひどく吐きそうな咳き込みをする音は、トローチをあげたくなった。咳き込むと吐きそうな経験もするので、しんどい咳は聞くのが辛い。喉を水分で潤すか、うがいでもして、喉に優しくして欲しかった。聞いてるだけで、辛くなる。かってなもんだ、自分。

最近の車についているらしい、しきりと危険を察知して何十回とアラームを鳴らす音は、何分間かに一回の確率で鳴り響く、持ち主は何をしているのだろうか。夜に10時にあのアラームが鳴るのは、車の持ち主が安眠妨害で訴えられても仕方ない気がする。

扉の前でいきなり叫んで、どっかに去った男性の音。殺人現場でも見たのだろうか。嫌がらせにしか、聞こえない。

夜に扉をガチャガチャ開閉する音もよろしくない。静かに閉めてほしいのに、無理みたいだ。

ゴミ出しに行って、嫌にゴーゴーって音がすると思えば、自分の部屋の洗濯機が乾燥機を回転させる音だった。部屋の外まで丸聞こえで、生活音もかなり、丸聞こえなのだろうか。

全く、夜は落ち着かない。おちおち、窓すら開けていられない。